鼻唇角手術後のプロテーゼの動き・鼻柱の腫れ ― 様子見で大丈夫?診察が必要なサイン
2025. 2. 27.
鼻唇角手術(猫手術)後に鼻のプロテーゼが動いたり鼻柱の腫れが気になったりする際、様子見で良いケースとクリニックでの診察が必要なサイン(腫れ・痛み・赤み)について、実際の院長の回答をもとに整理しました。

重要ポイント
- 鼻唇角手術(いわゆる猫手術)後、プロテーゼが少し動くこと自体は問題ない場合が多いです。
- しかし、人中側の鼻柱の腫れに痛みや赤みを伴う場合は、抗生物質を服用し、お近くの美容外科で診察を受けることをおすすめします。
- 特に症状がなければ経過観察で問題ありませんが、プロテーゼによる不快感が続く場合は抜去を検討することが望ましいです。
「数年前に鼻唇角手術を受けたのですが、洗顔やローションを塗る際に、鼻の穴の前あたりでプロテーゼが動くのを感じます」
鼻唇角手術を受けられた方とお話しすると、このようなお悩みをよく耳にします。今すぐ痛みがあるわけではなくても、プロテーゼが動くのを感じると、睡眠中に圧迫されたりどこかにぶつかったりして問題が起きるのではないかと不安になります。手術を受けた病院が遠くて再来院できない場合、再手術が必要なのか、そのまま放置しても大丈夫なのかの判断はさらに難しくなります。
この記事では、実際のご相談をもとに、鼻唇角手術後のプロテーゼの動きや鼻柱の腫れについて、経過観察でよいケースと、クリニックでの診察が必要なサインについて整理して解説します。
01
鼻唇角手術とはどのような手術で、なぜプロテーゼの動きが生じるのでしょうか?
唇、人中、鼻が交わる部分の角度を鼻唇角と呼びます。この角度が90度を成すことは、調和のとれた鼻の形をつくり、口元を相対的に引っ込んで見せるための重要な要素です。鼻唇角がどのように印象を変えるかについては、鼻唇角矯正ガイドでより詳しくご覧いただけます。
一般的に「猫手術」と呼ばれる鼻唇角手術は、この部分の前方を高くする手術で、多くの場合シリコンプロテーゼが挿入されます。しかし、手術を受けた後にプロテーゼが動く感じがしたり、鼻柱周辺が腫れたりといった症状を訴える方は少なくありません。このような場合、そのまま過ごされる方もいれば、プロテーゼ抜去手術を選択される方も多くいらっしゃいます。
02
プロテーゼが動く感じがしますが、そのままにしておいて大丈夫でしょうか?
痛み・腫れ・赤みがなく、動く感じだけがある場合は、経過観察で問題ないケースが多いです。鼻唇角手術のプロテーゼは、唇を引っ張った際に透けて見えたり、動くように感じられたりすることがあります。
ただし、現在問題がなくても、時間の経過とともにプロテーゼが鼻の内側の粘膜や口腔内粘膜のほうへ突出してくる可能性があることは知っておく必要があります。そのため、現在の無症状の状態にとどまらず、今後どのような変化が現れるかを見守ることが大切です。
03
どのような症状が出たらクリニックを受診すべきでしょうか?
経過観察でよいケースと診察が必要なケースを見分けると、次のようになります。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 特に症状はなく、動く感じだけがある場合 | 経過観察でよい場合が多い |
| 人中側の鼻柱の腫れ + 痛み + 赤みがある場合 | 抗生剤を服用し、近くの形成外科・美容外科で診察を受ける |
| 症状はないが不快感が続く場合 | プロテーゼの抜去を検討することが望ましい |
まとめると、人中側の鼻柱の腫れに痛みや赤みを伴う場合は、抗生剤を服用し、お近くの形成外科・美容外科で診察を受けることをお勧めします。手術を受けた病院が遠い場合は、必ずしもその病院でなくても構いませんので、まずは近くのクリニックで状態を確認するほうが安全です。
逆に、特に症状がなければ様子を見ても問題ありません。ただし、プロテーゼによる不快感が続く場合は、除去することが望ましいです。ご自身の状態を直接確認したい場合は、1:1ビデオカウンセリングをご利用いただけます。また、鼻唇角矯正が実際どのように行われるかは、ビフォーアフター写真でご確認いただけます。
04
まとめ — 判断基準は「症状の有無」
鼻唇角手術後にプロテーゼの動きを感じると、それだけで不安になりやすいものです。しかし、判断基準は動きの有無ではなく、症状の有無です。痛み・腫れ・赤みなどの兆候がなければ様子を見て大丈夫ですし、兆候がある場合は近くのクリニックで診察を受ければ十分です。また、症状とは別に不快感が続く場合は、プロテーゼの除去という選択肢があることを覚えておくだけで十分です。











よくあるご質問
カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。
鼻唇角手術後にプロテーゼが動く場合、すぐに再手術をしなければなりませんか?
鼻柱に腫れがある場合、どのようなときに病院を受診すべきですか?
今は大丈夫ですが、後から問題が生じる可能性はありますか?
施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。