鼻フィラー・糸の除去後の再手術 — なぜプチ整形の痕跡をまず除去しなければならないのか?
2025. 6. 12.
鼻の糸リフト(ボコ糸)・半永久フィラー後の再手術をご検討中の方へ — なぜ異物をまず除去しなければならないのか(組織の癒着・炎症反応)、短い鼻になぜ鼻中隔延長術を用いるのか、そして鼻筋・鼻先の材料(オーダーメイドシリコン・耳介軟骨)を決める基準についてまとめました。

重要ポイント
- 鼻に残っている糸(ボコ糸など)や半永久フィラーは、組織と絡み合ったり炎症反応を引き起こしたりする可能性があるため、再手術前の除去が必要です。
- 除去の際は、鼻の内部組織を可能な限り温存しながら異物を取り除き、鼻の手術が可能な状態へと整えることが最優先となります。
- 短い鼻をプロテーゼだけで補強すると、時間が経つにつれて垂れ下がってくる可能性があるため、鼻先をしっかりと支える鼻中隔延長術を中心とした計画を立てます。
鼻の糸リフトや半永久フィラーなどのプチ整形を受けたものの、結果に満足できず再手術を検討される方がいらっしゃいます。異物感があったり、時間の経過とともに形の変化が現れたりと、不快感が続くことで決断されるケースが多く見られます。
この記事では、ボコ糸や半永久フィラーが残っている鼻に対してどのような順序で再手術が進められるのか、そしてなぜ除去が最優先なのかについてまとめます。
01
なぜ糸やフィラーをまず除去しなければならないのか?
過去に挿入されたVOCO糸や半永久フィラーは、組織と絡み合ったり炎症反応を引き起こしたりする可能性があるため、再手術の前に除去が必要です。異物が残ったまま新しい構造を作ると、そのリスクをそのまま抱えることになるからです。
除去の過程では、鼻の内部組織をできる限り温存しながら安全に異物を除去し、その上で鼻の手術が可能な状態へと復元します。糸の除去そのものについて詳しく知りたい場合は、糸の除去施術ガイドでより詳細をご確認いただけます。
02
除去後の再手術はどのように進められますか?
除去・復元が完了した後、本手術の計画を立てます。鼻が短く丸みを帯びている場合は、鼻中隔延長を中心に進めます。
短い鼻をプロテーゼのみで補強すると形は整いますが、時間が経つにつれて垂れ下がってくる可能性があります。鼻中隔延長は鼻尖をしっかりと支え、全体のラインを安定させる手術であるため、支持力が必要な再手術において中核となります。
03
鼻筋と鼻尖の材料はどのように決定されますか?
部位ごとに求められる特性が異なるため、材料もそれぞれ個別に判断します。
| 部位 | 使用する材料 | 理由 |
|---|---|---|
| 鼻先の支持 | 鼻中隔延長 | 鼻尖を支え、ラインを安定して維持 |
| 鼻筋 | オーダーメイドシリコン | 鼻筋の形を整える役割 |
| 鼻尖の補強 | 耳軟骨 | 自家組織 — 異物反応がほとんどなく、柔らかく自然な鼻尖に適している |
耳介軟骨は自家組織であるため異物反応がほとんどなく、鼻尖の繊細な形態コントロールに使用できます。手術中は段階ごとにデザインを確認しながら鼻の高さと角度を調整し、カウンセリングで整理した理想のラインに近づけるよう細部まで進めます。
ただし、単に高さを出すのではなく、顔全体のバランスを考慮した計画が必要です。だからこそ、再手術においては正確な診断、緻密な手術計画、そして経験が重要となります。再手術全般の判断基準については、再手術ガイドでご確認いただけます。
04
まとめ — 除去と復元が再手術の半分を占める
プチ整形の履歴がある鼻の再手術は、新しい形を作る前の準備段階が長くなります。組織の損傷なく糸やフィラーを取り除き、手術が可能な状態へと復元すること — それができて初めて、鼻中隔延長や部位別の材料を計画することができます。だからこそ、順序を守ることが再手術の安全性と結果の安定性の両方につながるのです。
ご自身の鼻の状態がどのような手順を必要としているか気になる場合は、1:1ビデオ通話カウンセリングでご確認いただけます。








よくあるご質問
カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。
フィラーが残ったまますぐに再手術を受けることはできませんか?
短い鼻の場合、プロテーゼを入れるだけでは不十分ですか?
鼻先になぜ耳介軟骨を使用するのですか?
施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。