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鼻の再手術 — なぜデザインより安定性が最優先されるのか、自家組織RIBFIT™が検討されるタイミングとは

2025. 5. 15.

初手術(鼻整形)の後に炎症や拘縮、皮膚の薄小化を経験された場合、再手術ではデザインの修正よりも組織の回復と安定性が先決となります。人工プロテーゼを使用しない自家組織による術式RIBFIT™が再手術で検討される理由をご紹介します。

重要ポイント

  • 初手術(鼻整形)の後に炎症や拘縮、皮膚の薄小化を経験された場合、再手術は単なるデザイン修正にとどまらず、組織の回復と安定性の確保が最優先課題となります。
  • 損傷した組織に再びシリコンを挿入すると、炎症の再発、プロテーゼの露出、拘縮などのトラブルがより起こりやすくなります。
  • RIBFIT™は、CTデータからモールド(型)を設計し、そこに微細粒子化した自家肋軟骨を高圧圧縮して成形するオーダーメイド自家組織プロテーゼであり、人工プロテーゼへの負担が大きい再手術において検討する価値があります。

初手術(鼻整形)の後、時間の経過とともに予期せぬ問題が生じることがあります。代表的なものとして、プロテーゼの浮き上がりやぐらつき、度重なる炎症や赤み、プロテーゼの輪郭が透けて見えるほどの皮膚の薄小化、鼻先が丸くなって全体の形が崩れる現象などが挙げられます。

このような経験がある場合、2回目の手術では形を変える前に整理すべき点があります。本記事では、再手術においてなぜデザインよりも安定性が優先されるのか、そして人工プロテーゼを用いない自家組織による術式RIBFIT™がどのようなケースで検討されるのかを解説します。

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なぜ再手術は初手術と異なるアプローチが必要なのか?

再手術を受ける患者様は、内部組織がすでに傷ついていたり、プロテーゼ周辺で炎症を繰り返した履歴があることが少なくありません。このような状態でシリコンプロテーゼを再挿入すると、次のような問題がより生じやすくなります。

  • 炎症の再発 — 炎症の既往がある組織では、同様の問題が繰り返される可能性があります。
  • 皮膚の薄小化による露出リスク — 薄くなった皮膚の上からは、プロテーゼの輪郭が透けたり露出したりする可能性が高くなります。
  • 拘縮(こうしゅく) — プロテーゼ周囲の組織が硬くなり、引き縮まる現象です。

そのため、再手術ではデザインよりも安定性が優先されるのです。炎症や拘縮の履歴、皮膚の状態、組織の厚みを総合的に見極めた上で、手術範囲や材料が決定されます。再手術前の確認手順については、再手術ガイドでもご確認いただけます。

02

RIBFIT™はどのように機能するのか?

RIBFIT™は、患者様のCTデータをもとにモールド(型)を設計し、自家肋軟骨を微細粒子化してそのモールドに圧縮成形するオーダーメイド自家組織インプラントです。シリコンプロテーゼの代わりに、ご自身の組織で鼻筋のラインを形成する方法です。

特徴再手術において持つ意味
人工プロテーゼ不使用炎症・異物リスクを低減する方向性
ご自身の組織を使用生体適合性の負担を軽減
微細粒子圧縮方式変形が少なく、低い吸収率
筋膜採取なしで可能回復と痛みの負担を軽減する方向性
粒子圧縮によりワーピング(軟骨の湾曲)リスクを低減鼻筋のライン維持に有利

ブロック軟骨を使用する際に問題となりうるワーピング(軟骨の湾曲)がなく、筋膜の採取なしで可能である点は、再手術の患者様にとって特に意義があります。製造プロセスや原理の詳細は、RIBFIT™自家組織鼻整形でご確認いただけます。

03

どのような再手術のケースでRIBFIT™が検討されるか?

すべての再手術にひとつの決まった正解があるわけではありませんが、次のようなケースでは、人工プロテーゼを使用しない自家組織による方法が優先して検討されます。

  • 過去のプロテーゼで炎症・拘縮を経験した場合 — 同じ素材を再挿入するのではなく、組織反応が安定する方向性をまず確認します。
  • プロテーゼの露出が心配なほど皮膚が薄くなっている場合 — 薄くなった皮膚の上に再び人工プロテーゼを重ねることは負担となる場合があります。
  • 再手術にあたり人工プロテーゼ自体に負担を感じる場合 — 自家組織への代替が可能かどうかをまず確認します。
  • 機能的な回復と美しい仕上がりの両方を同時に望む場合 — 組織の回復を前提としてラインをデザインします。

ただし、RIBFIT™があらゆるケースの正解というわけではありません。炎症や組織の損傷に敏感な再手術の患者様にとって、検討する価値のある選択肢のひとつです。実際に適用可能かどうかは、組織の状態と手術歴を確認した上で判断されます。

04

まとめ — 再手術であるほど、まず「安定性」を重視して確認します

初回の手術後に炎症、拘縮、あるいは皮膚の薄小化を経験されている場合、再手術を単なる「形を修正する機会」として捉えることは困難です。損傷した組織の上でどの素材なら耐えうるのか、同じ問題を繰り返さないためには何が必要なのかをまず整理しなければなりません。人工プロテーゼを使用しない自家組織によるRIBFIT™は、その検討過程において考慮する価値のある選択肢のひとつです。

現在のご自身のお鼻の状態でどのような方法が可能なのか気になる方は、1:1ビデオカウンセリングにてCT分析とあわせてご確認いただけます。

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よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

再手術でシリコンを再度使用するのは間違いですか?
使用できないという意味ではありません。しかし、炎症や拘縮の既往歴がある場合や皮膚が薄くなっている場合、シリコンを再挿入すると再発、露出、拘縮がより起こりやすくなる可能性があるため、まずは組織の状態を確認し、その上で素材を決定するのが安全な順序です。
RIBFIT™は通常の自家肋軟骨手術とどのように異なりますか?
肋軟骨をそのまま削って使用するのではなく、微細な粒子に加工し、CTベースのモールドで圧縮してオーダーメイドのプロテーゼ形状を作製します。この方法は、塊の軟骨に生じうる反り(ワピング現象)が全くなく、変形が少なめで、吸収率も低い傾向があります。
再手術のカウンセリングで最初に確認することは?
デザインの前に、炎症・拘縮の既往歴、皮膚の状態、組織の厚みを確認します。再手術では組織の回復と安定が最優先課題であるため、これらを総合的に検討した上で手術範囲と材料を決定します。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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