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鼻のスレッドリフト — なぜ挿入よりも除去が難しいのか:副作用と決定前に確認すべきこと

2026. 6. 23.

鼻のスレッドリフト(ハイコ・バビコ・ミスコ)は、糸のコグ(トゲ)構造と組織の癒着のため、挿入するよりも除去する方が困難です。除去のカウンセリングが必要な症状や、糸を一本ずつ簡単に引き抜けない理由、施術を決める前に確認すべきチェックポイントをまとめました。

重要ポイント

  • 鼻のスレッドリフトの除去を難しくしているのは、糸のカギ状のコグ(トゲ)構造と組織の癒着です。糸の本体を除去できたとしても、コグの一部が組織内に残ってしまうことがあります。
  • 糸の露出・炎症・長引く腫れや痛み・非対称な形の変化は、確認が必要な状態です。
  • 施術を検討されている場合は、持続期間や費用よりも先に、「除去が必要になった場合にどう進めるのか」まで説明を聞いた上で決定することが大切です。

鼻のスレッドリフトのカウンセリングで、私がよくお話しすることがあります。「手軽に入れられると言うクリニックはたくさんあるのに、なぜ手軽に除去してくれるところはないのでしょうか?」

多くの方が鼻のスレッドリフトを検討されますが、除去についての説明までしっかり聞いた上で決める方は多くありません。長年、鼻整形や鼻の再手術を行ってきた立場として、私は実際には除去に関するカウンセリングでお会いすることの方が多いです。

この記事では、鼻のスレッドリフトにおいて、なぜ挿入することよりも除去することの方が重要になり得るのかについてまとめました。

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なぜ当院は鼻のスレッドリフトに慎重な見解を持っているのか?

当院では現在、鼻のスレッドリフト施術は行っておりません。それでも、ハイコやバビコ、ミスコなどの施術を受けた後に除去を検討されたり、鼻の再手術を希望されたりして来院される方が後を絶ちません。

カウンセリングを重ねる中で、共通して見られる点があります。施術を決める際、どのように糸を入れるかばかりに気を取られ、除去が必要になる状況については十分に検討されていないということです。そのため、鼻のスレッドリフトの話題が出るたび、私は施術前にまず除去についてご説明しています。

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ハイコ・バビコ・ミスコは異なる施術なのでしょうか?

名称は異なりますが、構造は同じです。ハイコ、バビコ、ミスコなどは、いずれも医療用の糸を用いて鼻の形を作る施術です。使用する糸の種類や方法に細かな違いはあっても、基本的な原理は類似しています。

重要なのは施術の名前ではなく、どのような素材が使われているのか、そして万が一除去が必要な事態が生じた場合にどう対処できるかです。

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なぜ入れるのは簡単で、取り出すのは難しいのでしょうか?

鼻のスレッドリフトの除去を難しくしている要因は、糸のコグ構造と組織の癒着です。

使用される糸には、微細なカギ状のコグ(トゲ)がついています。このコグが組織を引っ掛けて形状を維持しますが、時間が経つにつれて糸と組織の間に癒着が生じます。その状態になると、単に引っ張るだけで除去することは困難になります。

糸の本体を除去できたとしても、トゲ(コグ)の一部が組織内に残ることがあり、これを無理に取り除こうとすると周囲の組織に影響を及ぼす可能性があります。そのため、鼻の糸リフトは施術自体よりも除去のプロセスの方が複雑になるケースが多くあります。糸の除去で何を確認するのかについては、糸の除去手術ガイドでより詳しくご覧いただけます。

しかし、除去のカウンセリングにおいてさらに難易度が高いケースがあります。それは、どのような糸が使われたのか分からない状態で来院されることです。実際に除去を行ってみると、予想以上に多くの糸が入っていたり、フィラー(ヒアルロン酸など)が併用されていたりするケースがありました。挿入方法はクリニックによって異なるため、まずは現在の鼻の状態や使用された素材を確認するプロセスが重要となります。

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どのような症状があると除去のカウンセリングが必要ですか?

鼻の糸リフト後、特に問題なく維持されるケースもありますが、以下のような症状が見られる場合は確認が必要です。

  • 糸が皮膚の外に露出している場合
  • 炎症や膿が生じている場合
  • 腫れや痛みが長期間続いている場合
  • 鼻の形が非対称になってしまった場合

特に糸の露出や炎症は、実際の除去のカウンセリングでも頻繁に見られるケースです。

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なぜ糸を1本ずつ抜かないのですか?

当初は当院でも糸を1本ずつ除去する方法を試みていました。しかし、除去の経験を重ねる中で、以下の理由から1本ずつ抜く方法は選ばれなくなりました。

  • 突起(フック)部分が残ってしまう状況を減らすため
  • 既存の鼻の構造を確認するため
  • 皮膚表面の変化を減らすため

もちろん、使用された糸の種類や現在の状態によって除去方法は異なる場合があります。除去から鼻整形の再手術へと進む際に確認される項目については、再手術ガイドでご確認いただけます。

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鼻の糸リフトを受ける前に確認すべきことは何ですか?

施術をご検討中の方は、以下の点も併せて確認することをお勧めします。

  • どの糸が使用されるか
  • 除去が必要になった場合、どのように進められるか
  • フィラーが併用されるかどうか
  • 将来の鼻整形計画に影響を与えるかどうか

多くの方が持続期間や費用をまず確認されますが、重要なのは除去が必要になった場合の状況まで説明を聞いた上で判断することです。

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まとめ — 除去のことも考慮して判断しましょう

鼻に異物を入れる施術は、入れるプロセスと同じくらい、除去が必要になった状況も考慮して決める必要があります。カウンセリングを受ける際には、「除去が必要になった場合、どのように進められますか?」という質問もしてみることをお勧めします。その質問に対する説明を十分に聞いてから判断しても決して遅くはありません。

鼻の糸リフト後に気になる点がある方や、鼻の糸の除去・鼻整形の再手術をご検討中の方は、まずは1:1ビデオ通話カウンセリングで現在の鼻の状態を正確にご確認ください。方向性を決定するための第一歩は、現在の状態を正しく把握することから始まります。

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

鼻の糸リフト後に糸が飛び出してきました。どうすればいいですか?
糸が飛び出してきた場合、ご自身で触ったり切ったりせず、早めに診察を受けてください。糸の種類と露出部位を確認した上で除去の可否を判断することで、組織への刺激を減らすことができます。
炎症が起きてしまいました。絞り出してもいいですか?
糸が残っている状態で患部を刺激すると、炎症がぶり返したり範囲が広がったりする可能性があります。まずは現在の状態を確認してから、治療方針を決めるのが望ましいです。
溶ける糸だと聞きましたが、放置しても自然に消えませんか?
糸自体は吸収されることがありますが、炎症や糸の露出といった問題まで一緒に消えるわけではありません。症状がある場合は、まず状態の確認が必要です。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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