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鼻シリコン抜去後の再手術 — 自家組織の種類による違い:素材別の役割

2026. 2. 19.

鼻シリコン抜去後の自家組織再手術で言及される素材を整理 — シリコンの副作用サインのチェックリスト、鼻中隔軟骨・耳介軟骨・自家真皮・自家肋軟骨・自家肋軟骨細片移植の役割の違い、そして自家肋軟骨細片移植(RIBFIT™ リブフィット)のデザインアプローチについて解説します。

重要ポイント

  • シリコンの副作用は、激しい痛みではなく、硬さ・透け・度重なる炎症といった小さなサインから始まることがよくあります。2つ以上当てはまる場合は、そのまま維持すべきかどうかを見直す段階です。
  • 自家組織プロテーゼは単一の材料ではなく、役割と目的に応じて分かれる概念です。鼻中隔軟骨・耳介軟骨・自家真皮・自家肋軟骨・自家肋軟骨細片プロテーゼの用途はそれぞれ異なります。
  • 材料の名前よりも、まずご自身の鼻の状態を分析した上で材料を決定するという順序が重要です。

「鼻のシリコンを除去することに決めたけれど、自家組織で再手術する場合、どれを選べばいいのだろう?」

シリコンの除去までは決心がついたものの、その次の段階に進むと材料選びがより難しく感じられる方が少なくありません。炎症が繰り返されたり、透け感や異物感が続いたりした場合、「今回は材料を最初から見直さなければならない」という考えに至ることもあります。

この記事では、鼻のシリコン除去後に自家組織での再手術を検討されている方に向けて、どのような選択肢があり、それぞれをどう見極めるべきかを整理してご紹介します。

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シリコンの副作用はどのようなサインとして現れますか?

シリコンを用いた鼻手術後の問題は、最初から大きな痛みを伴うのではなく、些細なサインから始まることがよくあります。以下の項目のうち2つ以上当てはまる場合は、シリコンを維持すべきかどうかを一度見直す段階です。

  • 触ったときに、鼻が以前よりも硬く感じられたり、こわばったりする
  • 笑ったり話したりするときに、鼻先が圧迫されたり引っ張られたりするように感じる
  • 鼻の内側がズキズキすることが多かったり、炎症が繰り返されたりした
  • 皮膚が薄くなるにつれて、シリコンの輪郭が透けて見える
  • 特別な理由もないのに、異物感や圧迫感が気になり続ける
  • 時間が経つにつれて、鼻のラインが次第に不自然に見えてくる

これらのサインは、デザインというよりも材料への反応に関連しているケースが多く見られます。この段階では、除去後の方向性についても一緒に検討されることになります。

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自家組織プロテーゼにはどのような種類がありますか?

シリコン除去後の再手術を検討する際、多くの方が自家組織プロテーゼについて調べられますが、自家組織プロテーゼは一つの材料ではなく、役割と目的に応じて分かれる概念です。

素材役割と限界
鼻中隔軟骨鼻の内部にある軟骨。初回の手術ですでに使用されていることが多く、再手術では利用範囲が限られる傾向があります
耳軟骨柔らかく採取の負担が少ないため鼻先の補強に用いられますが、鼻根・鼻背や全体の構造を支えるには限界があります
自家真皮シリコンの透けや皮膚への負担を和らげるため、皮膚組織を用いて補強する概念
自家肋軟骨そのままの形で使用される肋軟骨。採取量が豊富で支持力に優れ、鼻整形の再手術で広く使用されている自家組織プロテーゼです
自家肋軟骨細片プロテーゼ同じ肋軟骨ですが、一般的な自家肋軟骨とは使い方の異なる概念です。以下で詳しくご説明します

再手術においてどのような順序で材料が検討されるかは、再手術ガイドでもご確認いただけます。

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自家肋軟骨細片プロテーゼであるRIBFIT™(リブフィット)とは何ですか?

自己肋軟骨粒子プロテーゼは、自己肋軟骨をひと塊のまま使用する方法ではなく、粒子状に細かく加工し、シリコンなしで患者様の状態に合わせてデザインする方法です。このようなアプローチは最近よく耳にするようになりましたが、当院ではこの方法が広く知られる前から、自己肋軟骨を微粒子化する手法をRIBFIT™ Ribfitという名称で既に導入していました。

この方法の特徴を整理すると、以下のようになります。

  • 人工プロテーゼを一切使用せず、自己組織のみで構成
  • シリコンなしでも鼻筋のデザインが可能
  • 塊状の軟骨ではなく、粒子デザインによる細やかな形態調整
  • 従来の自己肋軟骨に比べ、変形・ワーピング(反り)の負担を考慮したアプローチ
  • 筋膜の追加採取工程なしで進行可能

これらの理由から、RIBFIT™ Ribfitは使用の有無そのものよりも、デザイン手法に焦点を当てたアプローチです。手術自体の詳細な内容は、RIBFIT™ Ribfit自己肋軟骨ガイドでさらに詳しくご覧いただけます。

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肋軟骨の採取において、なぜ執刀医の経験が重要なのでしょうか?

自己肋軟骨粒子プロテーゼにおいて重要なパートの1つが、肋軟骨の採取プロセスです。肋軟骨は肺に近い位置にあるため、解剖学的な理解と熟練度がなければ、採取プロセスが長引き負担が大きくなる可能性があります。経験が不十分な場合、採取だけでも長い時間がかかってしまうことがあります。

当院は長期にわたり鼻手術に特化し、自己肋軟骨の採取プロセスを数多く重ねてきたため、採取自体は約15分で進行します。自己肋軟骨粒子プロテーゼであるRIBFIT™ Ribfitも、まず鼻の状態を分析した上で材料を決定するという順序に沿ってご説明し、適用しています。

そのため、RIBFIT™ Ribfitは材料の名前以上に、どのように、どのような基準で適用されるかを併せてご説明する方法です。

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まとめ — 材料よりもご自身の鼻の状態が優先されます

シリコンの副作用は体が発するシグナルとしてまず現れ、自家プロテーゼは役割によっていくつかの種類に分かれ、自己肋軟骨と自己肋軟骨粒子プロテーゼは概念や適用方法が異なります。一度手術を受けられた経験がある方なら、次の選択に慎重になるのは当然のことです。鼻のシリコン除去後の再手術をご検討中であれば、材料を決める前に、ご自身の鼻の状態にどの方法が適しているかをまず整理されることをおすすめします。

現在の鼻の状態にどの方法が適しているかお知りになりたい場合は、1:1のビデオカウンセリングで直接ご確認いただけます。

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

シリコンの除去を決めた場合、再手術の材料を先に決めなければなりませんか?
材料よりもお鼻の状態の分析が優先されます。まず鼻の状態を分析してから材料を決定するという順序でアプローチし、先に材料の名前を決めてそこに手術を合わせる方法ではありません。
自己肋軟骨と自己肋軟骨粒子プロテーゼにはどのような違いがありますか?
同じ肋軟骨を材料として使用しますが、概念が異なります。自家肋軟骨は軟骨を塊(チャンク)の形態で使用するのに対し、自家肋軟骨粒子保形物(RIBFIT™ リブフィット)は粒子状に加工し、患者様の状態に合わせてデザインします。粒子デザインにより細やかな形状調整が可能となり、塊方式の変形・反り(ワーピング)の負担を考慮したアプローチです。
耳介軟骨や鼻中隔軟骨での再手術は難しいですか?
ケースによって異なります。鼻中隔軟骨は初手術ですでに使用されていることが多く、再手術では利用範囲が限られる傾向があり、耳介軟骨は鼻先の補強には使われますが、鼻筋や全体の構造を支えるには限界があります。そのため再手術では、採取量が十分で支持力に優れた肋軟骨のラインも併せて検討されます。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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