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アップノーズ(ブタ鼻)手術の前に確認すべきこと — 鼻先を下げるだけでは不十分な理由と、自家肋軟骨を用いるケース

2025. 10. 5.

アップノーズ手術前に確認すべきこと — 鼻先を単純に押し下げるだけでは後戻りしたりラインが崩れたりする理由、鼻腔の露出度や鼻唇角を考慮したデザイン方法、そして皮膚が十分に伸びない場合に細片軟骨カスタムプロテーゼとともに自己肋軟骨を使用する方法について解説します。

重要ポイント

  • アップノーズとは鼻先が上がりすぎている状態で、正面から鼻の穴が見え、鼻が短く見えてしまいます。単に鼻先を下に押し下げるだけでは、時間の経過とともに元に戻ったり、ラインが不自然に折れ曲がったりすることがあります。
  • そのため、当院ではまず支持構造(土台)を確認し、輪郭や鼻筋のラインの角度、露出する鼻の穴の面積、そして鼻先・顎・唇が織りなす鼻唇角を考慮してデザインを行います。
  • 皮膚が十分に伸びないほど鼻先の角度が上がっている場合は、自家肋軟骨移植で鼻先を下げ、ご自身の軟骨を用いたダイス状肋軟骨のオーダーメイドプロテーゼで鼻筋のラインを整えます。

鼻は顔の中心にあるため、わずかな違いでも全体の印象が大きく変わります。鼻に関するお悩みも人それぞれ具体的です。この記事では、アップノーズ手術の前に確認しておくべきポイントを整理して解説します。

鼻先が上がっていて鼻の穴が見える方や、中顔面が極端に短く見える方に向けて書かれています。

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アップノーズとは具体的にどのような鼻でしょうか?

一般的にアップノーズと呼ばれる状態は、鼻先が上がりすぎていることを指します。鼻先が持ち上がっていると、正面からでも自然と鼻の穴が見えてしまい、鼻が視覚的に目立って感じられることがあります。また、実際の長さよりも鼻が短く見えてしまいます。

中顔面が短いと若々しい印象を与えることもありますが、それは全体のバランスが整っている場合に限られます。短く見える上に鼻の穴が過度に露出していると、かえってあか抜けない印象を与えてしまうことがあります。

手術を決意しても、具体的に何をどのように改善すべきかを把握するのは難しいものです。仕上がりのイメージが湧かないままでは、決断も漠然としたものになってしまいます。そのため、カウンセリング時には直接写真を撮影し、シミュレーション結果をお見せすることで、術後のイメージやご希望に合っているかを事前にご確認いただけます。

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単に鼻先を下げるだけではいけないのでしょうか?

アップノーズ手術についてよくある誤解の一つに、「鼻先だけを整えれば十分」というものがあります。鼻先が上がっているのだから、単に下げれば良いように思えますが、そこには2つの問題が生じます。

  • 後戻りのリスク — しっかりとした土台の支えなしに鼻先だけを押し下げると、時間の経過とともに元の位置に戻ってしまう可能性が十分にあります。
  • ラインの崩れ — 鼻筋から鼻先へとつながるラインが途中で折れ曲がり、不自然な印象を与えてしまうことがあります。
確認項目確認するポイント
支持構造下げた鼻先の位置を維持できる土台
輪郭と鼻筋のライン鼻筋のラインの角度と輪郭の調和
小鼻正面から露出する鼻の穴の面積
鼻先・顎・唇鼻先と顎の角度、鼻先・唇・人中が織りなす鼻唇角
鼻の内部鼻炎や鼻中隔の問題が併発していないか

だからこそ、丁寧なデザインは支持構造(土台)から始まります。鼻先は確認すべき要素の一つにすぎないのです。

特に、鼻先と唇、人中がなす角度である「鼻唇角」を細やかに調整することで、鼻先を下げながらもよりスリムですっきりとしたラインが期待できます。

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皮膚の伸びが足りない場合はどうすればよいですか?

自然なラインを作るためには、皮膚の状態も考慮する必要があります。もともとの鼻先の角度が非常に上がっている場合、鼻先を単に下げるだけでは皮膚が十分に伸びる余裕がないことがあります。

このような場合、アップノーズ(豚鼻)手術は軟骨移植によって進められます。自家肋軟骨(患者様ご自身の肋軟骨)を使用して鼻先をしっかりと下げます。ご自身の体から採取した軟骨であるため、拒絶反応なく生着します。

鼻筋には、シリコンの代わりに自家肋軟骨を細かく粉砕して製作するオーダーメイドプロテーゼを使用します。細片化した自家肋軟骨によるオーダーメイドプロテーゼを鼻筋に挿入し、全体の角度とラインを整えます。シリコンの代わりに自家組織を使用することで、より自然な仕上がりになり、異物感が少ないというメリットもあります。

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まとめ — 全体のバランスを見極めるデザインが最優先

アップノーズ手術は上がった鼻先を下げる手術ですが、鼻先だけに執着すると後戻りしたり、ラインが不自然に曲がってしまう恐れがあります。支持構造、輪郭と鼻筋のラインの角度、鼻腔(小鼻)の露出度、鼻唇角、そして鼻炎や鼻中隔の問題の有無まで確認した上でデザインを行う必要があります。また、皮膚が伸びにくい場合には、自家肋軟骨とダイス状肋軟骨のオーダーメイドプロテーゼが良い代替案となります。

直接のご来院が難しい場合は、1:1ビデオカウンセリングを通じて事前の状態確認や改善の方向性をご案内できます。実際の改善事例はビフォーアフター写真でご確認いただけます。

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

アップノーズ手術は、鼻先を下げさえすれば完了ですか?
いいえ。単に鼻先を下に押し下げるだけでは、時間が経つにつれて後戻りする可能性があり、鼻筋から鼻先へのラインが不自然に曲がってしまうことがあります。支持構造を綿密に確認し、鼻腔の露出度や鼻唇角まで総合的に計算してデザインしなければなりません。
アップノーズ手術で自家肋軟骨を使用するのはどのような場合ですか?
もともとの鼻先の角度が上がりすぎていて、鼻先を下げる際に皮膚の伸びが足りない場合に、自家肋軟骨の移植によって鼻先を下げます。鼻筋には、ご自身の軟骨を細片化したオーダーメイドプロテーゼを使用することで、シリコンを使わずにラインを維持することができます。
手術後の仕上がりを事前に確認することはできますか?
カウンセリング時に写真撮影を行い、シミュレーション結果を一緒に確認します。術後のイメージがご自身の希望と一致しているかを事前に確認した上で、手術の方向性を決定します。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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