鼻先再手術 — 鼻が上を向いてしまった場合、まず確認すべきこと:鼻唇角と鼻柱支持構造
2025. 7. 16.
鼻先を高くしたのに、かえって鼻が上がって見えるようになった場合、高さの問題ではなく角度や中心軸の問題である可能性があります。鼻唇角が狭い場合と鼻柱の支持構造が弱い場合でそれぞれどのような現象が起こるのか、また再手術のデザインで考慮すべき点についてまとめました。

重要ポイント
- 鼻先を高くしたのに、かえって上を向いて見える場合、それは高さの問題ではなく、鼻と唇の角度(鼻唇角)や中心軸が崩れた結果である可能性があります。
- 鼻唇角が狭すぎると横顔で鼻先が巻き上がったような印象になり、鼻柱の支持構造が弱い場合は移植した軟骨を支えきれず、鼻先が押し上げられたり回転したりすることがあります。
- このような現象は手術直後には目立たず、時間が経つにつれて軟骨が圧迫され、皮膚が引っ張られることで現れることがあります。
「鼻先のラインをもっと綺麗にしたかったのに、かえって鼻が上を向いてしまった」「費用の安いところで鼻先の手術を受けたけれど、思った以上に残念な結果になってしまった」
このようなお悩みで多くの方が来院されます。その場合、結果だけを見るのではなく、どの部分が崩れ、なぜ不自然に見えるのかを一緒に分析することから始まります。この記事では、鼻先の再手術においてなぜ鼻が上を向いてしまうのか、そして再手術を繰り返さないために何を確認すべきかを整理してご説明します。
01
単に鼻先を高くしただけなのに、なぜかえって上を向いて見えるのか?
鼻先は、鼻唇角、鼻柱、軟骨の支持構造、皮膚の柔軟性など、複数の要素が精密に組み合わさった構造的な部位です。そのため、単に軟骨を移植したり、表面的な見た目を整えたりするだけのアプローチでは、希望通りの結果を得ることは困難です。
鼻先を高くしただけなのに「鼻がより上を向いて見える」「口元がより突出して見える」と感じる理由は、鼻唇角が狭い、あるいは鼻柱の支持構造が不十分なために、鼻先の向きが上方に上がってしまったからです。ケース別に分けると次のようになります。
| 原因 | 現れる現象 |
|---|---|
| 鼻唇角が狭すぎる場合 | 鼻の下と唇の間の角度が狭く、横顔において鼻先が上方に巻き上がったようなアップノーズの印象を与える |
| 鼻柱の支持構造が弱い場合 | 移植した軟骨の重みと力に耐えきれず、鼻先が押し上げられたり回転したりして、鼻の中心軸が崩れる |
要約すると、鼻が上を向いてしまうのは高さの問題ではなく、鼻、唇、そして顔の中心線を構成する角度と中心が崩れた結果として捉える必要があります。
02
手術直後は問題なかったのに、なぜ後から上を向いて見えるのか?
重要な点は、このような現象が手術直後には目立たない場合があるということです。時間が経つにつれて軟骨が圧迫されたり、皮膚の引きつれが強くなったりすることで、鼻の回転角や鼻先の向きが上を向いて歪んで見える現象が現れることがあります。実際、手術からかなり時間が経ってからアップノーズによるストレスで来院される方が多くいらっしゃいます。どのような時期に、どのような基準で再手術が判断されるかについては、再手術ガイドで詳しくご覧いただけます。
03
再び上を向かないようにするために、再手術ではどのようなデザインを行うのか?
鼻先再手術を繰り返さないためには、構造的かつ精密にデザインすることが重要です。順を追って見ると、次のようになります。
- 鼻唇角の確認 — まず鼻と唇の角度が適切な範囲にあるかを確認します。
- 鼻柱支持構造の構築 — 鼻柱は鼻先を支える大黒柱のような役割を果たします。この構造が弱かったり、適切な位置に建てられていなかったりすると、構造が崩れたり左右のバランスが崩れて片側に傾く回旋現象が生じることがあります。
- 軟骨の選択と結合の設計 — 単に軟骨を挿入するのではなく、どの軟骨を支持構造にどのように結合させるかを精密に設計します。
支持材料には自家肋軟骨が多く使用されます。強力な支持材料の一つとして、他の自家軟骨に比べて曲がったり変形したりする可能性が低く、鼻先と鼻柱の長さを同時に調節しなければならない場合に安定した構造を作ることができるためです。鼻柱支持構造を設計する際には、角度や回旋方向、さらには個々の皮膚の特徴まで総合的に考慮します。
このプロセスには細やかさが必要なのは事実ですが、執刀医が直接専門的な判断を下すため、患者様がすべてを理解して計算する必要はありません。ご希望の雰囲気や気になっている部分だけを率直にお伝えいただければ、そのご希望をもとにお顔の構造やプロポーションに調和する方向性を設計いたします。
04
まとめ — 高さではなく、角度と中心です
鼻先を高くしたのに上がって(短く)見える場合、問題の多くは高さではなく、鼻唇角と鼻柱支持構造にあります。この2つは手術直後には現れず、時間の経過とともに現れることがあるため、再手術の設計では角度、回旋方向、皮膚の特徴を含む全体的な構造を見極める必要があります。ご自身の鼻先がどのケースに当てはまるか気になる場合は、1:1ビデオ通話カウンセリングで確認でき、実際の矯正事例はビフォーアフター写真でご覧いただけます。




よくあるご質問
カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。
ネットで見た鼻唇角の数値をそのまま目標にしてもいいですか?
直接来院するのが難しいのですが、カウンセリングは可能ですか?
手術スケジュールはどのように決まりますか?
施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。