矢印鼻の手術後に再び鼻が垂れてしまう理由 — 鼻中隔下制筋と上唇鼻翼挙筋
2025. 3. 7.
矢印鼻の手術後に垂れ下がった印象に影響を与える鼻中隔下制筋と上唇鼻翼挙筋の役割 — 表情の動きを確認し、筋肉の調節の必要性を個別に判断する理由。

重要ポイント
- 矢印鼻の手術後に再び垂れて見える現象には、支持構造や組織の変化だけでなく、鼻中隔下制筋と上唇鼻翼挙筋の表情による動きも関係していることがあります。
- 鼻中隔下制筋が鼻先を下へ引っ張り、上唇鼻翼挙筋が小鼻(鼻翼)を上へ引き上げるため、横から見ると鼻先が垂れて小鼻が上がったような見た目になります。
- 筋肉の調節はすべての人に必要な過程ではなく、安静時の状態と表情を作った時の動きを比較して、その必要性と範囲を決定しなければなりません。
矢印鼻の手術後、時間が経つにつれて再び鼻先が下がって垂れ鼻になってしまうケースがあります。鼻先の形や高さだけに問題があると考えがちですが、ここで原因として挙げられるのが鼻周りの筋肉です。
この記事では、矢印鼻の手術後に垂れ鼻を引き起こす鼻中隔下制筋と、併せて確認される上唇鼻翼挙筋について整理します。
01
矢印鼻の手術後に垂れ鼻になる原因とは?
矢印鼻の手術後に垂れて見える原因にはいくつかの要因がありますが、その中で表情時に確認される筋肉が鼻中隔下制筋と上唇鼻翼挙筋です。
| 筋肉 | 位置 | 役割 |
|---|---|---|
| 鼻中隔下制筋(鼻先下制筋) | 鼻柱から人中にかけて | 鼻先を下へ引っ張る |
| 上唇鼻翼挙筋 | 鼻の両側 | 小鼻を上へ引き上げる |
鼻中隔下制筋は鼻先下制筋とも呼ばれ、鼻柱から人中にかけて位置し、鼻先を下へ引っ張ります。上唇鼻翼挙筋は鼻の両側に位置し、小鼻を引き上げます。
この2つの筋肉が同時に作用すると、横から見たときに鼻先が下へ垂れ、小鼻が上へ上がったような見た目になります。表情によって鼻先が垂れて見える度合いが異なるのもこのためです。
02
矢印鼻の手術において筋肉の処置が重要な理由とは?
安静時に比べて笑ったときに鼻先がさらに下がったり小鼻が上がったりする場合、筋肉の作用を併せて評価します。ただし、筋肉を温存するか調節するか、またどの範囲まで行うかは、解剖学的構造や表情の機能によって異なります。鼻先形成で併せて確認すべきポイントは、鼻先手術ガイドでより詳しくご覧いただけます。
03
筋肉を切除しても大丈夫ですか?
筋肉は表情や唇・小鼻の動きに関与しているため、切断しても大半は問題ないなどと一概に言うことはできません。調整の必要性や予想される変化、表情の非対称や動きの変化が生じる可能性について説明を受けた上で、その範囲を決定する必要があります。
まとめると以下の通りです:
- 鼻中隔下制筋(鼻先を下げる筋肉) — 表情を作った際に鼻先がどれくらい下へ引っ張られるかを確認します。
- 上唇鼻翼挙筋 — 笑顔を作ったときに小鼻がどれくらい持ち上がるか、左右差はあるかを確認します。
- 筋肉を調整するかどうか — 支持構造の矯正だけで十分かどうかや、表情機能が変化する可能性を含め、個別に判断します。
04
まとめ — 形だけでなく筋肉まで見極めます
矢印鼻の手術後に垂れ下がって見える原因は、支持構造、組織の変化、表情筋を総合的に見て判断しなければなりません。筋肉の調整は自動的に付いてくる工程ではなく、安静時・表情時の状態や機能的変化の可能性を確認した上で個別に判断する必要があります。
ご自身の鼻先の垂れ下がりに筋肉が関与しているか気になる場合は、1:1ビデオカウンセリングで確認することができます。実際の矯正症例はビフォーアフター写真でご覧いただけます。










よくあるご質問
カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。
鼻中隔下制筋とは何ですか?
矢印鼻の手術で筋肉を処置しないとどうなりますか?
鼻の筋肉を切断すると、表情や機能に問題は生じませんか?
施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。