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自家肋軟骨鼻整形 — 鼻先の垂れ下がりを高さより先に支持構造から見つめ直す理由

2026. 6. 30.

初回の鼻整形後、時間の経過とともに鼻先が下がってきた場合、高さを足す前に構造的な安定性を確認します。鼻先の垂れ下がりの原因、自家肋軟骨を用いて支持構造を再建するプロセス、そしてダイス状肋軟骨(細片肋軟骨)プロテーゼを用いた症例をわかりやすくまとめました。

重要ポイント

  • 初回の鼻整形後、時間の経過とともに鼻先が下がったりラインが崩れたりした場合は、単に高さを補うだけでなく、構造的な安定性を併せて確認するプロセスが重要です。
  • 鼻先の垂れ下がりは、支持構造の不足、軟骨の固定の緩み、皮膚や軟部組織の重さへの配慮不足などから現れることがあり、手術を繰り返すことで既存の軟骨が弱まり、安定性がさらに低下することもあります。
  • 自己肋軟骨は十分な長さと強度を確保できるため、支持構造を作るのに適しています。本症例では、瘢痕組織の整理 → 鼻尖軟骨の再配置・結束 → 軟骨間の支持構造の形成という手順で鼻尖を再び立ち上げました。

初手術の直後は気に入っていたものの、時間が経つにつれて鼻尖が徐々に垂れ下がり、ライン全体が崩れるように変わってしまったという方がいらっしゃいます。このような場合、「鼻尖をどれくらい高く上げ直すか」から考えがちですが、同じことを繰り返さないためには、なぜ下がってしまったのか、つまり鼻尖を支える構造がどのような状態にあるのかをまず確認する必要があります。

本コラムでは、自己肋軟骨による鼻整形で鼻尖の支持力を再建した再手術の症例を中心に、鼻尖の垂れ下がりにおいてなぜ構造を最優先に考えるのかを整理して解説します。

01

手術後に鼻尖が再び垂れ下がってしまう理由とは?

支持構造の不足、軟骨固定の弱まり、皮膚や軟部組織の重み、繰り返しの手術による組織の弱化などが原因となり得ます。そのため、単に高さを再び上げる前に構造を確認しなければなりません。

  • 鼻尖を支える構造が不十分な場合
  • 軟骨の固定が弱い場合
  • 皮膚や軟部組織の重みが十分に考慮されていなかった場合

特に軟骨の弾性や厚みに対して支持構造が不十分な場合、初期には安定して見えても、時間が経つにつれて鼻尖が下がったり形態が変化したりするケースが少なくありません。また、手術を繰り返した方では、既存の軟骨が弱くなったり支持力が低下したりして、構造的な安定性がさらに損なわれることがあります。

そのため再手術では、単に鼻尖の高さを再調整するのではなく、支持構造全体を新しく形成するアプローチが重要になります。

02

本症例ではどのような手順で構造を再建したのか?

本症例は、初回の鼻整形後に鼻尖が徐々に垂れ下がり、鼻のラインのバランスが崩れたことで来院された患者様です。手術は以下の手順で進められました。

  • 既存の瘢痕組織の整理 — 前回の手術による瘢痕組織を十分に整頓しました。
  • 鼻尖軟骨の再配置・鼻尖軟骨の結束 — 鼻尖の形態を再形成しました。
  • 軟骨間の支持構造の形成 — 時間が経っても鼻尖が簡単に下がらないよう、安定性を高めました。

再手術では、鼻尖を長期間安定して維持できる材料の選択も重要な要素です。自己肋軟骨は十分な長さと強度を確保でき、支持構造を作るのに役立つため、弱くなった既存の構造を補強する際によく用いられます。同様の理由から、鼻尖の垂れ下がりが繰り返される場合や複数回の手術歴がある症例では、自己肋軟骨を用いた鼻整形で安定した構造を計画することが多くあります。当院では、採取した肋軟骨を微粒子状に加工し、鼻の構造に合わせた形態に整える手法をRIBFIT™と呼んでいます。詳細は自己肋軟骨 RIBFIT™でご確認いただけます。

その結果、垂れ下がって見えていた鼻先が自然に整い、時間が経っても安定した鼻のラインを維持できるように計画された症例です。

03

シリコンを希望しない場合、どのような選択肢がありますか?

2つ目の症例は、両顎手術後に鼻整形を受けられたケースです。鼻先の軟骨形成(縛り)の履歴がありましたが、軟骨が十分に寄せられておらず、鼻全体が非対称に傾いており、鼻筋の高さも全般的に不足していました。

この患者様はプロテーゼを望まれなかったため、肋軟骨と細片自家肋軟骨プロテーゼを使用する方向で計画が進められました。

部位目次
鼻先肋軟骨を使用 — 再度剥離して軟骨を安定して固定し、高さと方向を同時に整える
鼻筋シリコンの代わりに細片自家肋軟骨プロテーゼを適用
細片自家肋軟骨プロテーゼの特徴比較的低い吸収率 — 計画した形状をより安定して維持するのに役立ちます

シリコンの使用に負担を感じる方は少なくありませんが、細片自家肋軟骨プロテーゼはそれに代わる方法の一つです。一方で、以前よく使われていた一部の材料では、時間の経過とともに吸収が進み、高さが低くなったり鼻先が再び丸く見えたりする変化が現れることがありました。

手術後、鼻のバランスが整ったことで、口元が相対的に前に出て見えていた感じも一緒に改善され、横顔全体のラインに自然な変化が確認できました。症例ごとのビフォーアフターの変化は、症例写真でご確認いただけます。

04

まとめ — 再建するのは高さではなく、構造です

時間が経つにつれて鼻先が下がってしまった鼻を再手術する際、高さだけを補うと再び同じ変化を繰り返す可能性があります。本症例のポイントは、鼻先を支える構造がなぜ弱くなっていたのかを確認した上で、瘢痕組織の整理、軟骨の再配置と固定、そして支持構造の形成という順序で再建した点です。自家肋軟骨と細片自家肋軟骨プロテーゼは、その構造を作るための材料の選択肢です。

ご自身の鼻先の垂れ下がりがどの原因に最も近いか気になる場合は、1:1ビデオカウンセリングで直接状態を確認することができます。

医療法第56条第1項を遵守し、KOWON美容外科が作成しました。

手術後、炎症、出血、神経損傷などの副作用が生じる可能性がございますので、当院の医療チームにご相談ください。

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

自家肋軟骨鼻整形はどのような場合に検討されますか?
鼻先が繰り返し垂れ下がったり再手術が必要な場合、あるいは既存の軟骨だけでは十分な支持構造を作ることが難しい場合に、よく検討されます。重要なのは、現在の鼻の構造と組織の状態を総合的に確認した上で、適切な方法を決定することです。
鼻先が再び垂れ下がらないようにするために、何が重要ですか?
単に鼻先を高くすることよりも、安定した支持構造を形成することが重要です。軟骨の強度、皮膚の状態、鼻先にかかる力を総合的に考慮して構造を計画することが、長期的に安定した形状を維持するのに役立ちます。
鼻の再手術後のダウンタイムはどのくらいですか?
大きな腫れは通常1〜2週間である程度引きますが、微細な腫れや組織の安定化には数ヶ月かかることがあります。最終的な鼻のラインは時間をかけて徐々に定着し、回復のスピードは個人の組織の状態や手術範囲によって異なる場合があります。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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