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両顎手術後のアップノーズ矯正 — 鼻中隔軟骨が不足している場合、何を代わりに補うべきか

2025. 11. 20.

両顎手術後に鼻中隔軟骨があまり残っていない状態でアップノーズ(豚鼻・短鼻)手術を検討する際の確認ポイント — 鼻中隔の柱としての役割と過剰採取のリスク、耳介軟骨による補強部位、寄贈肋軟骨のメリット・デメリット、そして実際のアップノーズ症例の手術計画について解説します。

重要ポイント

  • 両顎手術後は鼻中隔軟骨の残量が少ない場合があるため、アップノーズ手術では不足する支持力をどの材料で補うかがまず話し合われます。
  • 鼻中隔軟骨は鼻の中心で柱の役割を果たしているため、過剰に採取すると鼻先の支持力が弱まる恐れがあります。そのため、不足分は耳介軟骨などの他の軟骨で補います。
  • 寄贈肋軟骨は追加の軟骨採取が不要で支持力が高い一方、自家組織ではないという特徴があります。どちらが良いかと一概に結論付けるのではなく、現在の鼻の形・持ち上がりの程度・鼻中隔の支持力を確認した上で決定します。

「両顎手術を受けたため鼻中隔軟骨がほとんどありません。アップノーズ矯正には何を使うべきですか?」

これは、両顎手術後の鼻整形を検討されている方からよくいただく質問です。複数のクリニックでカウンセリングを受けると、鼻中隔軟骨が足りないため寄贈肋軟骨での進行を提案されることもあれば、残っている鼻中隔軟骨を使い、足りない分は耳介軟骨を採取して補うことを提案されることもあり、意見が分かれることがよくあります。また、肋軟骨についてあまり良くない話を聞いたため、できれば自家軟骨を使いたいとおっしゃる方も少なくありません。

本記事では、鼻中隔軟骨が果たす役割、不足している場合に何を補うのか、そしてその判断が実際のアップノーズ矯正の手術計画にどう結びつくのかを整理して解説します。

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鼻中隔軟骨はどのような役割を果たし、多く使いすぎると何が問題になるのか?

鼻中隔軟骨は鼻の中心で柱の役割を果たしています。鼻先を支え、向きを定める構造は鼻中隔に頼ることが多いため、両顎手術後の鼻整形のようにすでに中心構造が変化している状態では、特に重要視されます。

そのため、この軟骨を過剰に採取すると、鼻先の支持力が弱まり、鼻先が沈み込んだり形が変形したりするリスクがあります。だからこそ、鼻整形では過剰採取を避けるのです。残りの量が不足しないように維持しながら必要な分だけを使用し、足りない部分は他の軟骨で補います。

つまり、「鼻中隔軟骨をすべて使い切ったらどうなるか」という問いへの答えは、「すべて使い切らない方向で計画を立てる」というのが適切です。

02

鼻中隔が足りない場合、耳介軟骨を併用しても大丈夫ですか?

補助材料として耳介軟骨を併用することは、アップノーズ手術や両顎手術後の鼻整形で一般的に行われている方法です。鼻中隔軟骨が不足している症例の多くで、このアプローチが選択されています。

耳の形に影響を与えない範囲内で採取を行うため、耳軟骨を使用すること自体を問題視する必要はありません。ただし、耳軟骨は柔らかい方であるため、どれほどの支持力が必要かによって適したケースとそうでないケースに分かれ、その判断は現在の鼻の状態を見て下されます。

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寄贈肋軟骨はどのような場合に考慮されるか?

寄贈肋軟骨にもメリットとデメリットがあります。

カテゴリー目次
メリット耳や鼻中隔からの追加採取が不要・構造的な支持力が高いため、アップノーズ(豚鼻)手術での有用性が高い
デメリット自家組織ではないことによる、吸収の可能性や感染リスクといった、低いものの存在するデメリット

デメリットがあるからといって、悪い素材というわけではありません。鼻中隔の支持力が弱まっているなど、必要とされる支持力の量が大きい状態では、寄贈肋軟骨が代替案になり得ます。

結論として、どちらの素材が優れているかを一概に断定することは困難です。現在の鼻の形、鼻先が上がっている程度、鼻中隔の支持力、全体の構造をすべて確認した上で決定するのが最も正確です。各素材の特徴については、鼻整形の素材ガイドでより詳しくご確認いただけます。

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この判断は実際のアップノーズ矯正においてどのように反映されるか?

こちらは、正面から鼻の穴が大きく見えるほど鼻が短く、横顔でも鼻先が持ち上がっていた症例です。鼻筋自体は比較的高い状態でしたが、過去にフィラー施術歴がありました。手術計画は次のような順序で立てられました。

  • フィラー除去(溶解) — 既存のフィラーをまず整理した後に構造の矯正を開始します。
  • 鼻筋の整理 — 過度な印象を与えずに自然なラインをご希望されたため、4mmのシリコンを使用しました。
  • 不足する軟骨の補強 — 鼻中隔軟骨だけでは量が不十分だったため、耳軟骨を併用しました。
  • 段鼻(ハンプ)の整理 — 鼻背中央にあったわずかなハンプを滑らかに整えました。
  • 鼻先の長さを確保 — 軟骨を何層にも重ねる方法で長さを確保し、短い鼻先の構造を整えました。

術後、鼻先が自然な角度まで下がり、鼻先の長さとライン全体のバランスが整いました。また、下からのアングルでは鼻先の幅や鼻の穴の形の変化も一緒に確認されました。

正面から見て鼻の穴の大きさに左右差があるように見える部分は、鼻中隔弯曲症に伴ってよく現れる特徴です。完全な左右対称を作ることは難しいですが、日常生活で気にならないレベルまで目立たなくすることを目標とします。このような変化の幅はビフォーアフター写真でご確認いただけます。

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まとめ — 素材の前に考慮すべきは現在の構造

両顎手術後のアップノーズ矯正では、自然と素材の議論が先行しがちですが、実際の順序はむしろその逆です。鼻がどれほど上がっているのか、鼻先をどこまで下げるべきか、それを支えるためにどれほどの支持力が必要かを確認した上で初めて、鼻中隔軟骨で十分か、耳軟骨を追加するか、あるいは寄贈肋軟骨を考慮するかが決まります。

残っている鼻中隔軟骨が十分にあるかどうか気になる場合は、1:1ビデオ通話カウンセリングで直接確認することができます。

両顎手術後の鼻整形:鼻中隔軟骨の採取とその役割

両顎手術を受けたため、鼻中隔軟骨があまり残っていません。

鼻中隔軟骨が足りないため寄贈肋軟骨を使うように言うクリニックもあれば、

残っている鼻中隔軟骨を使い、足りない分はその場で耳軟骨を採取すればいいと言うクリニックもあります。

肋軟骨については悪い話をたくさん聞いているので、できれば自分の軟骨を使いたいのですが、

鼻中隔軟骨にも存在する理由があるはずですし、

鼻整形でそれをほぼ使い果たしてしまった場合、どのような副作用が考えられるでしょうか?

手術は、鼻の穴が見えてしまうアップノーズを改善するためのものです。

1. 鼻中隔軟骨の機能と、過剰採取による副作用

2. 鼻中隔軟骨が足りなくなった場合に、その場で耳軟骨を採取することの問題点

3. 私のようなケースで、単に寄贈肋軟骨を使うのが良い選択肢なのかどうか

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

両顎手術を受けると、必ず鼻中隔軟骨が不足しますか?
必ずそうとは言い切れません。残っている量や支持力には個人差があるため、実際にどれくらい使用できるかは、現在の鼻の構造を確認した上で判断します。不足していると判断された場合は、耳介軟骨や寄贈肋軟骨で補う計画を立てます。
寄贈肋軟骨よりも自家軟骨のほうが無条件で良いのでしょうか?
材料そのものだけで優劣をつけることは困難です。自家軟骨には自己組織であるというメリットがあり、寄贈肋軟骨には追加の採取が不要で支持力が強いというメリットがあります。必要とされる支持力の程度や残っている軟骨の状態によって、適切な選択肢は異なります。
アップノーズ(豚鼻)矯正では、どのようにして鼻先の長さを延長するのですか?
上記の症例のように、長さを確保しながら鼻先を支えるために、軟骨を複数層重ねる方法が用いられます。必要な軟骨の量は材料の選択に直結するため、鼻先をどれくらい下げる必要があるのか、どの材料を使用するのかを総合的に判断します。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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