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団子鼻の鼻整形における耳介軟骨移植と鼻唇角矯正 — 低い鼻筋と陥凹した鼻柱はどこまで合わせて確認するのか?

2025. 4. 15.

プロテーゼを使わず、耳介軟骨移植によって低い鼻筋と団子鼻を改善した症例 — 鼻唇角と鼻柱の陥凹を合わせて確認する理由、CTに基づく手術計画の項目、そして鼻唇角矯正が口元の突出感や人中の見え方に与える影響について解説します。

重要ポイント

  • 低い鼻筋と団子鼻が併存している場合、正面だけでなく、横顔の鼻唇角(鼻柱と人中の間の角度)や鼻柱の陥凹まで確認した上で手術の適用範囲を決定します。
  • 本症例は、プロテーゼを使用せず、鼻中隔軟骨と耳介軟骨の移植によって鼻先のみを矯正し、あわせて鼻中隔湾曲症の矯正、鼻唇角の矯正、鼻柱の下方への引き出しを行いました。
  • 鼻唇角の矯正は、鼻先だけでなく口元の突出感や人中の見え方の長さにも影響を与えるため、計画段階でのデザインが重要です。

「鼻筋が低く鼻先が団子鼻なのですが、プロテーゼなしでも改善できますか?」

団子鼻の鼻整形を検討されている方の中には、丸い鼻先だけでなく、鼻筋の低さや鼻先の上向き感、鼻柱のめり込み(陥凹)を同時に気にされている方がいらっしゃいます。このような場合、鼻先だけを見て手術計画を立てることは困難です。横顔における鼻唇角や鼻柱の状態を確認して初めて、全体のラインがどこでもたついているのかを見極めることができます。

低い鼻筋と団子鼻のお悩みで来院された患者様の、耳介軟骨移植および鼻唇角矯正の症例を通じて、事前に確認すべき項目と実際の手術計画についてまとめました。

01

どのような状態からスタートした症例ですか?

この患者様は、低い鼻筋と団子鼻のお悩みでご来院されました。

横顔を見ると、鼻唇角(鼻柱と人中の間の角度)と鼻柱が陥凹していたため、鼻先だけでなく全体的なラインが洗練されていない印象を与えていました。初診時には鼻先が上を向き、鼻が短く見える印象もありました。

カウンセリングの結果、プロテーゼを使用せず耳介軟骨移植による団子鼻の矯正を進めることとし、CTを慎重に確認した上で手術計画を立てました。自家組織鼻整形(プロテーゼなし)が適応となるケースについては、別途自家組織鼻整形(プロテーゼなし)ガイドで解説しています。

02

手術計画にはどのような項目が含まれましたか?

本症例の手術計画は以下の通りです。

  • 鼻中隔軟骨および耳介軟骨の移植 — プロテーゼを使わずに鼻先を支えて高さを出すための材料
  • 鼻先形成(鼻尖形成) — 丸みを帯びた鼻先の形状を整える
  • 鼻先の脂肪除去 — 団子鼻のボリュームを構成している軟部組織を整理する
  • 鼻中隔湾曲症矯正 — 曲がった鼻中隔軟骨をまっすぐに矯正する
  • 鼻唇角矯正 — 鼻柱と人中の間の角度を整える
  • 鼻柱の下方への引き出し — 陥凹していた鼻柱を下前方へ引き出す

鼻先のみの団子鼻矯正でしたが、鼻先が高くなることで鼻筋との段差が生じる可能性を事前に確認した上で緻密にデザインしました。鼻が上を向いて短く見えていたため、鼻先のボリューム感を出しつつ高さを出し、ごくわずかに下向きに下げる計画を立てました。

03

鼻にとどまらず、鼻唇角矯正はどこに影響を与えますか?

鼻唇角矯正は単に鼻先の角度だけの問題ではありません。本症例では、鼻唇角矯正によって突出して見えていた口元が引っ込んで見える効果が得られました。

日本人患者様とのカウンセリングでは、ほうれい線や人中の長さを気にされる方が非常に多くいらっしゃいますが、鼻先を引き上げると小鼻の横のへこみやほうれい線が緩和されることがよくあります。鼻の手術後もまだ気になる場合は、追加でプロテーゼを用いる貴族手術(鼻翼基部細片軟骨移植・プロテーゼ挿入)を行うことも可能です。

人中に関しては、鼻先の角度を調整することで正面から見たときに短く見せることができます。そのため、この部分の印象まで考慮した手術計画とデザインを受けることが重要です。

確認部位診察内容本症例における対応
鼻先団子鼻のボリュームと支持構造の状態鼻中隔・耳軟骨移植、鼻先の脂肪除去
鼻柱および鼻唇角へこみ、人中との角度鼻唇角矯正、鼻柱の下方への引き下げ
鼻筋鼻先を高くした後の段差の可能性デザイン段階で事前に確認
鼻中隔湾曲の有無鼻中隔弯曲症矯正を同時に実施

術後は鼻先が整い形が引き締まり、重く短く見えていた印象から輪郭の際立つラインへと変化しました。実際のビフォーアフターの変化は症例写真でご確認いただけます。

04

まとめ — 鼻先だけでなく横顔の角度まで

低い鼻筋と団子鼻が混在している場合、鼻先の形状だけで手術を決めることは困難です。本症例では、横顔の鼻唇角と鼻柱のへこみをあわせて確認したため、鼻先矯正に鼻唇角矯正と鼻柱の下方への引き下げを加えた計画を立てることができました。鼻先が高くなることで生じうる鼻筋の段差など、術後の変化を見据えたデザインも計画段階で行われます。

ご自身の鼻がどこまで確認を要するか気になる方は、1:1のビデオカウンセリングにて現在の状態をもとにご確認いただけます。

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

低い鼻筋と団子鼻が混在している場合、プロテーゼなしの手術は可能ですか?
本症例のように、プロテーゼを使用せず鼻中隔軟骨や耳軟骨の移植で進めるケースもあります。ただし、鼻の構造や組織の状態によって判断が異なる場合があるため、CT検査等で現状を確認した上で計画を決定します。
鼻唇角矯正で口元の見え方は変わりますか?
口元そのものを手術するわけではありませんが、この症例では鼻唇角の矯正によって、突出して見えていた口元が引っ込んで見える効果が得られました。鼻柱と人中の間の角度が変わることで、口元の印象にも影響を与えるためです。
鼻先を高くすると、ほうれい線や人中も変わりますか?
鼻先を引き上げることで、小鼻の周りやほうれい線の凹みが改善されるケースは少なくありません。また、鼻先の角度を調整することで、正面から見たときに人中を短く見せることも可能です。手術後もまだ気になる部分がある場合は、プロテーゼを追加する貴族手術を行うこともできます。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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