• アフターケア

鼻整形から1年後に排膿が確認された場合 ― 慢性炎症の治療順序と再手術の判断

2024. 5. 28.

鼻整形後に鼻背の水が溜まっているような感覚が続き、超音波で膿が確認された場合 ― なぜ培養検査と抗生剤治療が先なのか、抗生剤に反応しない場合のシリコン除去・洗浄および6ヶ月の待機順序、そして炎症を起こした鼻の再手術になぜ自家組織を使用するのかについて解説します。

重要ポイント

  • 痛み・異臭・赤みがなくても、鼻背に水が溜まっているような感覚が長く続いていた場合、慢性炎症状態が続いていた可能性があります。
  • 膿が確認された場合、どのような菌であるかを検査し、それに合った抗生剤治療で炎症を抑えることが先決です。抗生剤に反応しない場合は、シリコンを除去して洗浄を行い、その後6ヶ月待ってから再手術を行うことができます。
  • 炎症を起こした鼻の再手術には通常自家組織が使用されます ― 鼻根・鼻背と鼻先の両方を自家肋軟骨で行うことができ、硬い感触が苦手な場合は自家真皮を用いた手術も可能です。

「約1年前にシリコンで鼻の手術を受け、4〜5ヶ月頃から鼻背の段差(ハンプ)がひどくなりました。触ると水が溜まっているような感じがしますが、痛み、異臭、赤みはありませんでした。再手術のカウンセリングを受けていたところ、超音波で膿であることが確認され、拘縮も少しあると言われました。シリコンが合わなくて膿が出たのでしょうか?」

これは実際に寄せられたご質問です。術後4〜5ヶ月目から症状が続いていた場合、その全期間にわたって慢性炎症状態が続いていた可能性があります。この記事では、このような状況でまず何をすべきか、どのような順序で再手術を判断するのかについての回答をまとめています。

01

痛みがないのになぜ慢性炎症なのですか?

痛み・におい・赤みがなくても、膿が確認された場合は感染の可能性を排除できません。この場合も、超音波で膿が確認される前は鼻筋に体液が溜まる感覚だけが続いていたため、症状の強さよりも検査結果に基づいて治療を行う必要がありました。

術後4〜5か月目から症状が続いている場合、その期間全体を慢性的な炎症状態で過ごしていたことになります。ただし、炎症の程度、現在の鼻の形、拘縮の度合いによって治療計画が異なる可能性があるため、直接診察して正確に判断するのが最善です。

02

膿が確認された場合、何が最優先ですか?

直接の診察を通じて感染の範囲と細菌を確認し、その上で医療従事者が設定した抗生剤治療とプロテーゼ抜去の必要性を判断することが最優先です。自己判断で抗生剤を服用したり、先に再手術のスケジュールを決めたりしないでください。

  • 細菌検査 — 排膿検査を通じて、どの菌が繁殖しているかを確認します。
  • 抗生剤治療 — 確認された細菌に合わせた抗生剤治療を受け、炎症を取り除くことが最優先となります。
  • 反応がない場合 — 抗生剤に反応しない場合はシリコンを抜去して洗浄を行い、6か月後に再手術を行うことがあります。
状況対処法
細菌確認後に抗生剤に反応する場合抗生剤治療で炎症を取り除くことが最優先
抗生剤に反応しない場合シリコン抜去・洗浄後、6か月空けてから再手術を検討
治療期間中拘縮が起こる可能性があります — こまめな経過観察

注意点として、その間に拘縮が起こる可能性があります。そのため、治療中であっても継続して経過を観察する必要があります。再手術自体の判断基準については、再手術ガイドでより詳しくご確認いただけます。

03

炎症を起こした鼻の再手術にはどのような材料を使用しますか?

炎症を起こした鼻に対しては、一般的に自己組織を用いた手術が多く行われます。

鼻筋と鼻先の手術の両方に自家肋軟骨を使用することも問題ありませんし、硬すぎる質感が苦手な場合は自家真皮での手術も可能です。鼻の炎症は鼻整形後に時折発生する問題です。しっかりと治療を受けた上で、再手術へと進んでください。

04

まとめ — 炎症を取り除くことが最優先

膿が確認された状態では、再手術後の形について悩む前に、菌を確認し抗生剤治療で炎症を取り除くことが最優先です。抗生剤に反応しない場合は、シリコンの抜去と洗浄を行い、一定の期間を置いた後に再手術を検討します。また、その間に拘縮が起こる可能性があるため経過観察が必要です。再手術の材料としては自家肋軟骨や自家真皮などの自己組織が一般的です。

現在の鼻の状態に合った適切な順序について気になる場合は、1:1ビデオカウンセリングで直接ご確認いただけます。

鼻の手術後に鼻筋から膿がT_T(専門家の方の回答をお願いします)

1年前に鼻の手術を受けましたT_T。手術後4〜5ヶ月くらい経ってから、シリコンが入っている鼻筋の段差がすごくひどくなったんです。触ると何か液体?のようなものが溜まっている感じがしたのですが、他に痛みや臭い、赤みなどもなかったので、ただ手術に失敗したのかな〜と思って、再手術するつもりで1年間我慢していました。1年が経ち、別のクリニックへ再手術のカウンセリングに行ったら、様子がおかしいと言われて超音波検査をされT_T、それが膿だと分かりましたT_T。拘縮も少しあるそうですT_T。検査機関に出すと言われ、鼻の内側から膿を出して注射器で吸引してもらいました..。先生には今のところ様子を見ようと言われ、再手術は4月下旬に決まりました。また膿が溜まってくるようなら連絡するように言われましたT_T T_T。すごく不安です。もし再手術すらできなくなってしまったら..?膿がほぼ1年間もあったので、組織がかなり薄くなっているのではないかと心配されましたT_T。炎症が再発しないように自家肋軟骨で受けることにしたのですが... T_T こういうケースは珍しいですか?T_T 再手術できなくなったりしませんか?シリコンが体に合わなくて膿が出たのでしょうか??それと、鼻筋も鼻尖も両方自家肋軟骨でできますか?

もし検査結果が悪かったら、先にシリコンを除去して治療を受けなければいけませんか?治療にはどれくらい時間がかかりますか...?そうなったら本当に不格好な鼻になってしまうんじゃないかと、心配でたまりません..

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

シリコンが合わなくて膿が出たのでしょうか?
原因を断定する前に、まず膿の検査を通してどの細菌が繁殖しているかを確認することが先決です。炎症の度合いや現在の鼻の形、拘縮の程度によって治療方針が異なる場合があるため、実際に直接診察した上で正確に判断することが最善です。
鼻筋と鼻先の両方を自家肋軟骨で手術することはできますか?
はい。炎症が起きた鼻の場合、通常は自家組織で手術を行うため、鼻筋と鼻先の両方に自家肋軟骨を使用しても問題ありません。硬い感触が気になる場合は、自家真皮を用いた手術も可能です。
シリコンを除去した場合、治療にはどのくらい期間がかかりますか?
抗生剤に反応せず、洗浄とともにシリコンを除去した場合、再手術は6ヶ月後に行うことができます。ただし、その間に拘縮が生じる可能性があるため、経過を慎重に見守る必要があり、具体的な期間は炎症や拘縮の程度によって異なる場合があります。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

一覧に戻る

電話をかける カウンセリング予約