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自家肋軟骨を用いた鼻整形の再手術と鼻唇角矯正 — 鼻が低く見え口元が出て見えていた症例の判断プロセス

2024. 3. 15.

自家肋軟骨とシリコンによる手術から5〜6年後、高さに満足できなかったため再手術を行った症例。陥凹した鼻唇角によって口元が出て見えているという判断、額のラインを基準にしたデザイン、そして新たな自家肋軟骨の採取と小鼻縮小の併用を決定したプロセス。

重要ポイント

  • 実際に口元が出ているわけではないのに口元が出て見える場合は、鼻唇角(鼻先と上唇の間の角度)が異常に陥凹しているケースを考慮してみてください — その場合、鼻も相対的に低く見えてしまいます。
  • この症例は、自家肋軟骨とシリコンによる手術から5〜6年後に希望通りの高さが出なかったため再手術を行ったもので、額のラインを基準にして鼻のラインをデザインしました。
  • 既存の自家肋軟骨の量が不足していたため新たに採取し、横から見て鼻の穴の内側が見えて広がっている印象を小鼻縮小で一緒に改善しました。

5〜6年前に自家肋軟骨とシリコンで鼻の手術を受けられた患者様がいらっしゃいました。自家肋軟骨を用いてできる限り華やかで高いラインを希望されていましたが、初回の手術後は思ったほど高くならず、低い印象で満足できなかったため、再手術のために当院に来院されました。

この記事では、本症例でどのような点が観察され、どのような基準で再手術の範囲が決定されたのかを整理してご紹介します。

01

口元が出ていないのに、なぜ口元が出て見えていたのか?

鼻唇角が深く引っ込んでいると、歯や顎の実際の突出がなくても、鼻下が窪むことで口元が相対的に前に出て見えてしまうことがあります。今回の症例でも、鼻が低く見えることと鼻唇角の深いくぼみが同時に観察されました。

口元が出ていないにもかかわらずそう見えていた理由は、鼻唇角が著しく引っ込んでいたためでした。鼻先と上唇の間の角度が窪んでいると、相対的に鼻の高さが控えめに見え、口元が突き出て見えていると判断できます。

つまり、「鼻をどれだけ高くするか」だけを見るのではなく、鼻先、上唇、そして横顔のバランスを総合的に観察してこそ、不満の原因を正確に見極めることができます。

02

再手術のデザインは何を基準にしたのか?

この患者様は額がかなり高く、額のラインに対して鼻筋や鼻先がやや物足りなく感じられる点も観察されました。ご本人も額から滑らかに続く鼻のラインを希望されていたため、額を基準としてデザインを行いました。

本症例で確認・決定した事項は以下の通りです。

観察された状態判断・決定内容
鼻唇角が著しく引っ込んでいる口元が出て見え、鼻が低く見える原因と判断 — 鼻唇角矯正を含む
額が高く、鼻筋と鼻先が相対的に物足りない額のラインを基準にして鼻のラインをデザイン
目標の高さに対して既存の自家肋軟骨の量が不足自家肋軟骨を新たに採取
鼻の穴の内側が見え、横から見て広がって見える小鼻縮小を併用して矯正

03

なぜ自家肋軟骨を再採取したのか?

前回の il手術でも自家肋軟骨を採取して使用されていましたが、患者様がさらに高い鼻をご希望されたため、以前の量では足りず、新たに採取する必要がありました。

このように再手術では、「使用可能な材料がどれだけ残っているか」がデザインの前提となります。自家肋軟骨がどのような材料で、どのような場合に検討されるのかについては、自家肋軟骨ガイドでより詳しくご覧いただけます。

さらに、小鼻縮小も同時に行い、鼻の穴の内側が見える感じや横から見た際の広がりを矯正しました。

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手術後に何が変わったのか?

術後の様子では、鼻唇角が前に出たことで口元が引っ込んで見え、顎ラインの見え方まで変化する効果が観察されました。また、額から鼻先まで十分な高さを確保できたことで、横顔全体のバランスが相対的に整い、手術は終了しました。

要約すると、本症例のポイントは、鼻の高さそのものだけでなく、鼻唇角、額のライン、鼻の穴の見え方を含む横顔全体のプロポーションによって再手術の範囲を決定したことです。その他の再手術の症例は、ビフォーアフター写真でご確認いただけます。

05

要約 — 高さよりもバランスを優先した再手術

初手術後に高さへの物足りなさがあった今回の症例に対する答えは、単に「もっと高くすること」ではありませんでした。陥凹した鼻唇角によって口元が突出して見えていたこと、高い額に対して鼻のラインが不足していたこと、そして横から小鼻の内側が露出していたことがすべて同時に観察されたため、自家肋軟骨の新規採取、鼻唇角矯正、小鼻縮小までを行う範囲が決定されました。再手術をご検討中であれば、ご希望の高さとともに、現在の横顔で何が不足していると感じられるのかをまず見極めることが重要です。

よくあるご質問

カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。

口元自体が出ていないのに口元が突出して見える場合、鼻の手術で改善できますか?
ケースによります。今回の症例のように鼻唇角が極端に引っ込んでいて口元が出て見えている場合、鼻唇角を矯正して角度を前に出すことで、口元が引っ込んで見える効果が確認できました。実際の原因が何であるかは、横顔のバランスを直接観察して判断する必要があります。
以前に自家肋軟骨で手術を受けた場合、その軟骨を再手術でも使用できますか?
残っている量と手術の目標によります。今回の症例では鼻をより高くすることを希望されたため、以前の量では不十分であり、自家肋軟骨を新たに採取しました。再手術前に材料の状態を確認するプロセスについては、再手術ガイドでご確認いただけます。
なぜ小鼻縮小を同時に行ったのですか?
横から見たときに鼻の穴の内側が見えており、鼻が広がった印象を与えていたためです。鼻筋や鼻先の高さだけを変えるのではなく、こうした部分も一緒に矯正することで、横顔全体のバランスが整います。

施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。

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