鼻先の垂れ下がりが繰り返された鼻 — 自家肋軟骨での再手術を計画した理由:シリコン入れ替えと耳軟骨補強
2024. 1. 26.
シリコン+鼻中隔軟骨の手術後に鼻先の垂れ下がりが生じて再手術を受けたものの、炎症治療後もピンチノーズ(つまんだような鼻)と軟骨の透けが残ってしまった症例 — 吸収がより少ない自家肋軟骨を選択した理由、シリコンを6.5mmから5mmへ変更した判断、そしてつまみ感のある部位を耳軟骨で補強した過程について。

重要ポイント
- シリコン+鼻中隔軟骨の手術後、鼻先の垂れ下がりに対して鼻中隔軟骨を用いた再手術まで受けたにもかかわらず、本症例では炎症治療後も小鼻のつまみ感と軟骨の透けが残ったままでした。
- 「とにかく鼻先がこれ以上下がらないようにしてほしい」というご要望に合わせて自家肋軟骨を選択しましたが、材料だけで再度の垂れ下がりを完全に防げるわけではありません。
- 1回のオープン法手術において、高すぎたシリコンを6.5mmから5mmに入れ替え、つまみ感のあった部位を採取した耳軟骨で補強しました。
鼻先の垂れ下がりに対してすでに1回再手術を受けた後も同じ悩みが残っている場合、次の手術では何を変えるべきでしょうか?
KOWON美容外科のキム・ヒョンテク院長がご紹介する自家肋軟骨による鼻再手術の症例です。この患者様は2年前に他院でシリコン+鼻中隔軟骨による最初の手術を受けられましたが、鼻先の垂れ下がりに不満があり、それを改善するために1年前に鼻中隔軟骨で再手術を受けられました。その後、炎症の所見が見られたため継続的な治療が必要となり、小鼻付近のピンチノーズ(引きつれたような変形)が改善しなかった上、特に炎症があった左側において鼻の内側から軟骨が透けて見えるという懸念が残っていました。
01
手術前の状態はどうだったか?
手術前は、鼻先が垂れ下がっているのに対し、鼻根・鼻筋がかなり高い状態でした。特に正面や45度から見るよりも横から見た際に、鼻筋が不自然に高く、鼻先が低くなっていました。
要約すると、解決すべき問題は3つありました。
| 問題点 | 状態 |
|---|---|
| 鼻先の垂れ下がり | 鼻中隔軟骨による再手術後も再発 — 患者様の最大の要望は「これ以上落ちてこないこと」でした |
| 鼻筋と鼻先のアンバランス | 既存のシリコンが高すぎたため、横顔において鼻筋が高く鼻先が低い不自然なラインになっていました |
| ピンチノーズ / 透け | 炎症治療後も小鼻の引きつれ(ピンチ)が残り、左側の軟骨が透けて見えていました |
02
なぜ自家肋軟骨が選ばれたのか?
患者様が最も重視された点が「とにかく鼻先が落ちてこないようにしてほしい」ということだったため、今回は自家肋軟骨を用いた手術を行うことに決定しました。
肋軟骨は、採取部位の負担や吸収・変形の可能性も併せて考慮しなければならない素材です。本症例では、必要とされる支持力と過去の手術歴に基づいて自家肋軟骨が選択されましたが、耳介軟骨や鼻中隔軟骨よりも常に維持されやすいと一概に言えるわけではなく、再度の垂れ下がりが起きないことを保証するものでもありません。自家肋軟骨手術の詳細については、自家肋軟骨ガイドでご確認いただけます。
03
手術はどのように計画されたか?
手術はオープン法で進行し、問題点ごとの計画は以下の通りでした。
- 鼻先の支持 — 再度垂れ下がらないよう、自家肋軟骨で鼻先を支持する
- シリコンの交換 — 既存のシリコンが高すぎたため、6.5mmから約5mmへと低くして入れ替える
- ピンチノーズの補強 — 耳軟骨を少量採取し、引きつれて見える部位を補強する
鼻先を高く立ち上げるだけでなく、横顔を不自然にしていた鼻筋の高さを抑え、炎症後に残ったピンチノーズの改善までを一度の手術で網羅する計画としました。再手術において総合的に判断される要素については、再手術ガイドにまとめられています。
04
まとめ — 垂れ下がりが繰り返されるほど、使用する素材と手術の適用範囲を総合的に検討します
再手術の後でも鼻先の垂れ下がりが繰り返されている場合は、単に材料の名前だけでなく、支持構造や瘢痕・軟部組織の状態を改めて判断する必要があります。本症例では、自家肋軟骨による支持、シリコンの入れ替え、およびピンチ(拘縮・狭窄)部分への耳軟骨による補強を併せて計画しました。問題が繰り返されるほど、各材料の限界と全体の構造を総合的に説明することが不可欠です。
複数回の手術歴があるお鼻の場合、現在の状態に合わせたプランを1:1のビデオカウンセリングでご確認いただけます。








よくあるご質問
カウンセリング前によくいただくご質問にお答えします。
鼻中隔軟骨を用いた再手術の後でも、鼻先が再び垂れ下がることはありますか?
自家肋軟骨のメリットとデメリットは何ですか?
再手術では、既存のシリコンはそのまま残しますか?
施術への反応や回復の経過には個人差があります。効果や副作用は人によって異なります。出血、感染、腫れ、左右差などが生じる場合があります。ご決断の前に、当院の医療チームにご相談ください。